家づくりQ&Aの131回目です。 今回も屋根のはなしです。 屋根を葺いている素材は色々あるというお話を前回しました。 とは言いながら、周囲を見回してみると、最も多いものは瓦で葺いた屋根だと思います。 瓦は飛鳥時代に大陸から伝わったとされていますが、庶民の住宅に使われるようになったのは意外に新しく江戸時代の後半になってからです。 伝統的な瓦の形状は、板状のものと曲面のものからなる本瓦葺きですが、江戸中期にそれらを合わせたような波型の桟瓦が発明され、急速に普及していきます。現在では桟瓦が最も多く日本家屋に使われています。 参考文献: 建築用語辞典 岩波書店 日本建築 上巻 学芸出版社 図解 木造建築入門 井上書院 屋根の日本史 中公新書 和瓦のはなし 鹿島出版会 屋根のデザイン百科 彰国社 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 粘土瓦 図版は「屋根のデザイン百科」による
家づくりQ&A 131回
更新日:2021年6月16日
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