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執筆者の写真CAVOK/土居良助

家づくりQ&A 第102回

今までは、キッチンの平面的なお話をしてきました。 今回は立体的なお話です。

最も重要なポイントは、ワークトップの高さです。JISでは80センチ、85センチ、90センチ、95センチの寸法が定められています。

今までは80~85センチを採用しておけば間違いなかったのですが、最近の若い人は僕らの世代よりも身長の高い人が多いので90センチ程度まで検討してもいいのかもしれません。

また、最近はキッチンがダイニングの方に進出してくるようになりました。そうすると、ダイニングテーブルとワークトップとの関係も考慮しなければなりません。

というのもダイニングテーブルの高さは70~72センチ程度ですから、10~15センチのギャップを解消する必要があるのです。

さらにアイランド型のように調理する人と給仕される人の間の関係性がより深くなると、関わる人々の視線の高さも考慮する必要があります。

ベテランの設計者に言わせるとこれが解決できて一人前だそうです。(僕はまだまだですが)

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