今回はあまり身近にない食器洗い乾燥機(食洗機)についてです。普及率は2014年度で25%程度という事実がそれを物語っています。(出典:平成26年全国消費実態調査) 販売台数も2003年にピークを示したあとはゆっくり減少の傾向にあると言われており、洗濯機の普及率がほぼ100%であることを考えると、便利なのにいま一つ普及しない家電の代表が食洗機と言えるでしょう。
確かに導入の初期費用は高いですが、家事労働の短縮効果を考えると、初期費用は「時間」を買うことにほかなりません。それに、食洗機の省エネ性能・節水性能は思いのほか高レベルで、水量は手洗いの1/10~1/7程度、使用電力も0.8kWh前後です。ある試算によると年間¥25,000-程度の節約になると言われています。 洗浄は洗剤の溶けた高温の温水が循環しますから手洗いよりも汚れはしっかり落ちますし、最近の機器は機械の駆動音も静かで、ほとんど気になりません。
料理によっては予備洗いが必要なケースもありますが、水に溶けない固形物だけ取っておけば十分です。また、漆塗りやクリスタルガラス、アルミの鍋など洗えない食器は手洗いが必要ですが、一般的なガラス製品や陶磁器は普通に洗えますから、それほど深刻に考える必要はないと思います。
こう考えてみると、導入のメリットは大きいでしょう。もしも購入するのならば、まずは据え置き型を考えてみてはどうでしょうか。或いは新築やリフォームでキッチンが今までと比べてガラリと変わるなら、すっきりと納まるビルトイン型もお勧めです。 ビルトインならば国産のほか、海外製品も選択の余地があります。一回で多くの量を洗うのならば庫内の広い海外製品、小まめに洗うのならばコンパクトな国産というような使い分わけは必要かもしれませんが、それぞれ一長一短ありますから、ライフスタイルやライフステージに合わせて選べばよいと思います。 僕の場合、子育て世代や一日にまとめて食器を洗うという方には、庫内が広くて一度で仕事が終わる海外製品をまずはお勧めしています。
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