家づくりQ&A 第11回
Q:家を設計していくプロセスをおしえてください。 A:設計事務所が家を設計する場合、設計のプロセスは大きく分けて、「基本設計」と「実施設計」に分かれます。 「基本設計」は、全体の配置や部屋の間取り、デザインの方向性など基本的な事項を固めていく作業です。内容が固まると「基本設計図」を作成します。一般的に1/100というスケールで描かれます。 「基本設計」が終わると、「実施設計」に移行します。この段階ではキッチンや洗面所、脱衣室、家事室の設備や細かな仕様、床材や照明器具のスイッチ、コンセントの位置、水栓、棚板の位置など細かくて、より具体的な内容について打ち合わせて決めていきます。かなり突っ込んだ内容について決めていきますので、とにかく打ち合わせを積み重ねていきます。そして、それらをすべて盛り込んで「実施設計図」を作成します。細かい内容を表現するため1/50を基本に様々なスケールで描かれます。 この図面をもとに工事見積もりが行われ、工事金額が決定します。