家づくりQ&A 第116回
家づくりQ&Aの116回目です。 前回、階段は形状にこだわらないというお話をしましたが、全く決まりごとが無いわけではありません。 例えば、建築基準法で住宅の階段は、階段幅75センチ以上、蹴上(けあげ)23センチ以下、踏面(ふみづら)15センチ以上という最低の基準が定められています。ですが、この数字で設定すると勾配は57度ほどあり、思いのほか急な階段です。楽に上り下りするために、踏面の寸法は最低でも23~24センチは欲しいところです。 そのため、最適な階段の寸法を算出する計算式はいろいろ提案されていますが、一般的には(蹴上寸法+踏面寸法)=43~45センチという数字を採用する設計者が多いように思います。 (図版は 建築申請MEMO 2018 による)
