家づくりQ&Aの118回目です。 私たちが子供の頃の住宅と最近の住宅を比べてみると、現在の住宅で見かけなくなったものや姿を変えてしまったものがいろいろあります。 いくつか挙げてみましょう。 縁側は有りませんし濡れ縁はウッドデッキとなりました。障子はカーテンになりましたし、襖はあまり見かけません。全ての部屋がフローリングといったケースも一般的になりました。ちょっと悲しくなります。 畳敷きの部屋があればホッとしますが、これからはどうなるのでしょうか。 現在の畳の原型が出来上がっていたのは平安時代のようですが、建築の重要な要素となったのは江戸時代に入ってからであり、庶民の手に届くようになったのは江戸も後半になってからです。 とうことで、今回からしばらくの間、日本の家屋のパーツとして最もポピュラーな畳についてお話したいと思います。
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