Q:家を建てるには工務店やメーカーに工事をお願いしますが、実際にはどんな人たちの手によって作られているのですか?
A:一軒の家が出来上がるまでに、50~60人の職人さんが関わるといわれています。全体の約3/4に関わる大工さんは分かりやすいですが、他にもいろいろな職種があります。
工程順に主だったものを挙げてみましょう。 まず、基礎の工事では、鉄筋を組む鉄筋工さん、コンクリートを打設するための型枠をつくる型枠大工さんが登場します。そのころ、大工さんの作業小屋では、材木屋さんから運ばれた木材が大工さんの手によって加工されています。 最近ではプレカット工場で木材をプレカットする場合も多くなりました。
建て方から上棟を経て、仕上げまでは大工さんが主役です。
上棟がおわり、外壁や屋根の工事になると、金属屋根なら板金職、瓦葺きならば瓦職が担当です。
外壁のサイディングは、今では専門のサイディング業者さんが施行することが多いようです。また、昔ながらの土壁は左官屋さんの仕事です。並行して、電気工事店や設備工事店の職人さんが配線や配管の工事を行います。
主だった大工工事が終わると、家具職人さんや建具職人さんが造り付けの家具や建具を取り付けます。
壁の仕上げにはクロスを貼るクロス職人さんや塗り仕上げの左官屋さんが登場します。最終盤で木部などを塗装する塗装屋さんが塗装をし、クリーニング業者の掃除が終われば工事は終了です。
この後、庭を調えるために植木屋さんも登場してきます。
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