Q:最近では普通にLED照明について語られていますが、そもそもLEDとは何ですか?
A:「LED」は「Light Emitting Diode」の略で、発光ダイオードと訳される半導体です。
発光の仕組みは蛍光灯や白熱電球と根本的に異なり、電流そのもので発光します。
その仕組みを簡単に説明すると、電極から半導体に注入された電子(負の電荷をもつ)と正孔(電子の欠損した部分、相対的に正の電荷をもつ)が半導体の中で再結合した時に、エネルギーが光として放出されるというものです。
水銀を使わないとか、小型・軽量である、熱線・紫外線が少ないなどと、いろいろな特徴のあるLEDですが、最大の特徴は従来の光源に比べて圧倒的に長い寿命と、消費電力の少なさです。(寿命は約40000時間、消費電力は同等の蛍光灯と比べて約半分)
ですが、一方で、発光素子が熱に弱いとか、定格電流より大きい電流を流すと高い光束が得られますが、寿命が極端に短くなるといったマイナス面もあります。
照明器具として考えると、従来の光源に比べてイニシャルコストは割高でしたが、最近では価格もかなりこなれてきました。 長い目で見ると確実に経済的かつ省エネでしょう。
とはいえ、白熱電球や蛍光灯もまだ現役です。 次回は、それらについてもお話ししましょう。
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