Q:今日は白熱電球と蛍光灯ですね。 A:そうですね。では白熱電球から始めましょう。
白熱電球を発明したのはエジソンといわれていますが、実際はイングランドのジョセフ・スワンで エジソンは本格的な商業化に成功したということのようです。
そのためネジ式口金を示すEの文字はエジソンの名から来ています。
ちなみに耐振動性が求められる場所ではひっかけ式を用いますが、ひっかけ式はスワンの名をとりSの文字を用います。スワンの生まれた英国では通常の電球でもひっかけ式が用いられることもあるようです。
現在、市販されている白熱電球の多くは1000時間程度の寿命をもちます。 温かみのある色調で、自然光に近い発光をすることが特徴です。点灯までに時間がかからず、瞬間的に点灯できるので、入り切の多い場所で多く使われます。
さらに、流入する電流の大きさを変えることによって簡単に調光することもできます。また、電源として交流でも直流でも利用できるので、非常に使い勝手のよい発光体です。
ですが、エネルギーの大部分が熱や赤外線として放出されるため消費電力が非常に大きく、蛍光灯や、LEDに置き換わりつつあります。
地球温暖化防止・環境保護の観点からも白熱電球は大きな曲がり角に立たされており、一部の大手メーカーでは2012年に生産が中止されました。
ですが、簡単にLEDや蛍光灯に置き換えることのできない場所もあり、まだしばらくは現役でしょう。
長くなりそうなので、蛍光灯については次週お話しします。
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