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執筆者の写真CAVOK/土居良助

家づくりQ&A 第35回

Q:先週の常総水害の映像を多く目にしますが、気の毒でなりません。

A:思いの詰まった家が流される映像には胸が痛みます。ですので、今回は防災の観点から宅地を選ぶヒントのようなことをお話してみたいと思います。

土地選びはまず現地を見ることがスタートですが、その前の準備として地名に注目します。最近の地名は町村合併や住居表示によって、もとの地名が変わっていたりします。そのようなときは、昔の地名が残っている可能性が高いため、いわゆる「字」(あざ)の名称を参考にします。

例えば水に関する文字が使われている場合はかつて水辺であったことが想像できますから要注意です。 軟弱地盤の可能性があります。(沼・潟・洲・泉・田・茅など)

また、谷・沢・窪などの文字があてられていると低地で、水が溜まりやすい可能性があります。(渋谷などはその典型例です)

反対に、山・丘・塚・上などの文字が使われていると、昔から比較的良好な地盤だったと想像できます。また、神社なども良い土地が選ばれていますから参考になります。

いちど古い地図を参考に地名を確認してみるのもいいかもしれません。

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