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家づくりQ&A 第47回

執筆者の写真: CAVOK/土居良助CAVOK/土居良助

Q:現場ではよく「三寸五分の柱」とか「三尺ピッチ」とかいう言葉が飛び交ってますが、日常ではあまり聞かないですよね? A: なかなか難しい話です。今の日本で使われる寸法体系は、学校でもおなじみのメートル法です。これは計量法という法律に基づいています。これによって、日常生活は国際基準のメートル法を使うことになっています。(メートル法が世界基準だからと言っても世界中がそういう訳でなく、アメリカはいまだにヤードポンド法です) ですが、現場に行くと厳密には違法である尺貫法が使われています。 もともと尺貫法は日本人の手や腕の大きさをベースに考え出された体系だと言われています。ですから、「立って半畳、寝て一畳」といわれるように、日本人の日常の身体感覚に馴染んだものでした。そうした身体感覚をもとに日本建築のモジュールが考案されてきた歴史があるため、現在もつかわれ続けているという訳です。

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