Q:前々回、リフォームの調査の話でしたが、もう少し詳しい話になる予定でしたね A:そうですね、ではその続きです。
今回は耐震改修といった部分的な改修ではなく、全面的なリフォームのケースを想定して話を進めます。今後、このようなケースは増えていくと思いますので。
まず、本調査に先立つ事前調査を行います。
これは、対象となる建物をまず理解する作業です。人間でいえば病院での問診や、年一回の健康診断のようなものです。
ここで重要な作業はヒアリングと図面の作成です。
まず改修へと至った背景や考え方をうかがいます。
また災害に会った経験や増改築の有無なども聞き取ります。
図面があればお借りしたいですが、リフォームの話が持ち上がる住宅は最低でも竣工後20年程度の時間がたっています。
その当時の図面や書類が残っていることはほとんどありません。現在の姿を理解するためにとりあえずの図面を作成し、次の本調査の資料とします。
事前調査は概ねこのあたりまでです。
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