いよいよ調査から次のステップに進みます。
Q:いよいよ工事の話ですね。
A:そう先を急がないでください。まだまだ前途は多難です。
前回までで調査の内容、建物の現状が理解できました。次はどのような工事とするのが最も良いか検討し、工事の内容を固めなければなりません。
終の棲家であればここ十年を見据えて水回りなど生活に直結する部分の改修を優先すべきでしょうし、世代をわたって住み続けるのであれば、それに加えて間取りの変更や耐震性能や温熱環境の改善も含めて全体的・総合的な判断も必要となります。
場合によっては増築ではなく、現状よりも面積を減らす「減築」が必要になるかもしれません。
そのような状況を踏まえて設計者はリフォームのプランを提案します。 それを受けて建て主も家族で話し合い、新たな要望や改善点を申し出ます。
設計者もそれらをプランに反映させていきます。
より良い家にするために、そうしたやり取りを重ねて最終的なプランが決まっていきます。
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