家づくりQ&A 第86回

今回からいくつか異なった話題を取り上げてみたいと思います。 ということで再開した家づくりQ&A 86回目は住宅の耐震診断です。

耐震診断の話では、まず最初に昭和56年以前かどうかを尋ねられます。

これは、昭和56年に建築基準法が改正され、耐震基準がより厳しく改められたためです。この新耐震基準による建物は阪神大震災でも被害が少なかったと言われています。

この改正は当然木造にも及び、面材を張った壁などが新たに追加されたり、床面積あたりの必要壁長さや、軸組の種類、壁倍率が改定されました。

このようないきさつから一般的に、昭和56年以降の木造住宅は、それまでよりも強化された基準に則って作られたため、比較的安全と言われています。

ですが、壁を構成する柱や梁の継手・仕口の仕様が明確化されたり、バランスの良い壁の配置を計算で明らかにすることが必要になったのは平成12年の改正からです。

そのような点から、個人的には昭和56年から平成12年までの間に作られた木造住宅の耐震性能は額面通りではないように思います。

最新記事

すべて表示

家づくり Q&A 第122回

家づくりQ&Aの122回目です。 前回、ことわざのはなしが出ましたので、畳にまつわることわざを拾ってみました。 最近ではあまり聞かれなくなったものもあります。 「起きて半畳、寝て一畳」 どんなに広大な屋敷に住んでいても一人の占める面積はわずか一畳か半畳であるというたとえ。 「畳水練」 理屈や方法だけに詳しくて、実際の役に立たないこと。 「悪人は畳の上では死なれぬ」 悪いことをする人は、快適な畳の

家づくりQ&A 第121回

家づくりQ&Aの121回目です。今回は畳表について。 俗に「女房と畳は新しい方が良い」と言われることがあります。新妻と新しい畳は、清々しくて気分がよいということから転じて、新しいものは清々しくて美しいという意味のことわざです。 今となっては堂々と使える場は少なくなりましたが、畳の清々しさは、畳表に使われている藺草(イグサ)に由来します。 イグサはイグサ目イグサ科イグサ属の単子葉植物で、種とし

© 2023 by ShureArchitects. Proudly created with Wix.com