今回も住宅の耐震診断ネタが続きます。 思い違いをしがちなのですが、建物のなかで地震の力を引き受ける部分は「柱」ではなくて「壁」です。そして重要な要素は壁の配置のバランスです。 建物の中でも壁の少ない部分はよく揺れますし、よく揺れるということはそこから壊れていく可能性が非常に高いということです。 ここで大切なことは壁の長さです。概ね90センチ以上あれば壁として地震に対応できますが、幅の狭い壁は耐震的な役割を果たせません。 そのあたりを念頭に置いて東西南北の四面についてどの程度壁が配置されているか調べてみてはいかがでしょうか。外周の壁はバランスよく配置されていますか?
top of page
bottom of page
Comments