家づくりQ&Aの122回目です。 前回、ことわざのはなしが出ましたので、畳にまつわることわざを拾ってみました。 最近ではあまり聞かれなくなったものもあります。
「起きて半畳、寝て一畳」
どんなに広大な屋敷に住んでいても一人の占める面積はわずか一畳か半畳であるというたとえ。
「畳水練」
理屈や方法だけに詳しくて、実際の役に立たないこと。
「悪人は畳の上では死なれぬ」
悪いことをする人は、快適な畳の上で家族に見取られて死ぬことはできず、非業の死を遂げることが多いと言うこと。
「新しい畳でも叩けば埃が出る」
畳はワラやい草作ったものであるから、新しくても叩けば埃が出るのことから、真面目そうな人でも、見かけだけではわからないということ。
「半畳を入れる」 他人の言動を茶化したり野次ったりするたとえ。「半畳」 は、芝居小屋などで見物人が敷いた小さな敷物のこと。芝居に不満な時、その半畳を舞台に投げ込んだことから。
参考文献: 畳のはなし 山田幸一監修 佐藤理著 鹿島出版会 広辞林 第五版 三省堂
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