top of page
執筆者の写真CAVOK/土居良助

家づくり Q&A 第122回

更新日:2019年8月20日

家づくりQ&Aの122回目です。 前回、ことわざのはなしが出ましたので、畳にまつわることわざを拾ってみました。 最近ではあまり聞かれなくなったものもあります。


「起きて半畳、寝て一畳」 どんなに広大な屋敷に住んでいても一人の占める面積はわずか一畳か半畳であるというたとえ。

「畳水練」 理屈や方法だけに詳しくて、実際の役に立たないこと。

「悪人は畳の上では死なれぬ」

悪いことをする人は、快適な畳の上で家族に見取られて死ぬことはできず、非業の死を遂げることが多いと言うこと。

「新しい畳でも叩けば埃が出る」 畳はワラやい草作ったものであるから、新しくても叩けば埃が出るのことから、真面目そうな人でも、見かけだけではわからないということ。

「半畳を入れる」 他人の言動を茶化したり野次ったりするたとえ。「半畳」 は、芝居小屋などで見物人が敷いた小さな敷物のこと。芝居に不満な時、その半畳を舞台に投げ込んだことから。


参考文献: 畳のはなし 山田幸一監修 佐藤理著 鹿島出版会 広辞林 第五版 三省堂

閲覧数:7回0件のコメント

最新記事

すべて表示

家づくりQ&A 第121回

家づくりQ&Aの121回目です。今回は畳表について。 俗に「女房と畳は新しい方が良い」と言われることがあります。新妻と新しい畳は、清々しくて気分がよいということから転じて、新しいものは清々しくて美しいという意味のことわざです。...

家づくりQ&A 第120回

家づくりQ&Aの120回目です。 今回は畳の大きさについて少しだけ。 畳には縦横の比が2:1になっている長方形の1畳ものと、これを横半分にした正方形のものがあります。普段は長方形のものを良く目にするのではないかと思います。...

Commenti


bottom of page