今回も住宅の耐震診断です。 耐震診断の時に尋ねられる項目の一つに「増築の有無」があります。これは増築の際に既存部分と増築部分がちゃんと接合されているかどうか、接合の際に既存部の補修がきちんと行われていたかどうかといったことが現在の家屋の耐震性に大きく影響するからです。 特に在来工法で建てられた住宅は、新築してから15年くらいたつと増築や改築が行われることがよくあります。 以前は、増改築後の使い勝手を優先して、重要な耐震要素である筋交を何の検討も無しに切断するようなケースも見受けられたと聞きます。 そのような可能性を考えると、増改築の有無はその住宅の現状を推測する重要な手掛かりです。 特に世代を渡って住み継いでいる住宅の場合は、いちどその経歴を確認してはどうでしょうか。
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